久々の投稿になります。
coromozaの徳永です。
今回は8月10日に行なわれたファッション新リーダー論「たつ」について書きたいと思います。
久々となりましたcoromoza主体となっているトークショー
登壇者はCHRISTIAN DADAデザイナーの森川マサノリ氏とWWDジャパンシニアエディターの村上要氏
昨年10月東京に行なわれたショーを機に、今年の6月パリコレデビューを果たしたCHRISTIAN DADA
そのコレクションを現地で取材した村上氏とのトークは、まず今回のショーの話から始まった。
パリコレ初のコレクションテーマは「桜」パリに行った当時、日本では桜並木の季節で
素直にその時感じたことを表現したと語っていた。
そして、M&Aのお話。CHRISTIAN DADAはシンガポールの企業に株式を売却し、傘下企業となった。
企業の傘下になる事は、日本では少しネガティブな印象受けるが、森川氏はとてもポジティブ
「シンガポールのD’Leagueはファミリーのような関係で、同じビジョンだったので売却を決めました。」
と語っていた。
あまり知れないブランドの売却に至るまでの経緯をデザイナーの口から語ってくれた事はとても興味深かった。
また「インタビューでも聞いたけど、なぜパリコレにしたの?」と村上氏の質問に
「然るべき人にきちんと評価して欲しいと思っていました。」とコメント
私は、森川氏からこの言葉を聞いて、日本のファッション界やメディアに足りないものを改めて痛感した。
それはパリという特別な土台だからという事ではなく、きちんと評価をするという事。
日本にもデザイナーが挑戦したいと思える土俵が必要なものなのではと思います。
そしてこんな事も語ってくれた。
「日本のファッションは憧れがなくなってきている。若い人が夢をみれるように事例を作りたい」
昨年はショーにKISSを呼んだり、今回のパリコレデビューとファッションの話題を作っている存在になってきています。
今後、パリでどう活躍するのかが森川氏にかかる期待ではないかと思います。
最後に村上氏が語ってくれた「世代」について
村上氏は“世代”についてとても意識されているそうです。
長くなりますので詳しくはWWDに村上氏が書いた記事をお読みください
http://www.wwdjapan.com/editorsview/murakami/2014/07/11/00012882.html
今の世代について森川氏は
「僕の世代は、ギャルソンやアンダーカバーなどブランドに影響された時代でした。今の子はその影響を受けてない人が服を作ってるからそこが面白い」
今回のトークショーに参加された若い方がファッションデザイナーになりたい、
CHRISTIAN DADAの様になりたいと思われる存在になって欲しいと思います。
ご来場頂いたみなさま、森川さん、WWD村上さん、CHRISTIANDADAスタッフの方
誠にありがとうございました。