五月六日電動車椅子WHILL試乗会報告

徳永啓太改造計画の活動を報告します。

5月6日に電動車椅子WHILLの試乗会を行いました。
WHILLというのは障害のある人そうでない人も利用できる新しい電動車椅子です。
http://whill.jp
 
今回はファッションと福祉がつながるきっかけになればと思い
私が独断で試乗会に参加してほしいデザイナーや学生、システムエンジニアなど
ファッションでご活躍されている方に集まっていただきました。

ルートはコロモザから原宿の人が多い交差点を表参道の裏にある急な坂道を登れるか試し、
そこからUターンして原宿駅まで登り代々木公園まで。

結果は歩きでもキツイような坂道でもスムーズに走行出来き、
代々木公園ではさすがの四輪駆動砂利道や草むらでも通る事が可能でした。
どちらとも介助者がいれば通れない道ではありません。
しかし、ここで大事なのは当事者の意思で走行出来たことにあります。
そういった意味では車椅子を利用している方の行動範囲が広がり、良い機会になると思います。

欠点としては、お店に入れないことです。原宿の服屋やレストランは狭いところが多く段差もあります。
WHILLで入れるところはほんの一握りです。個人のちょっとした願いが叶えられないのが現状です。

 

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当事者としては正直WHILLの改善点がまだあります。しかし、車椅子の方の”乗らなければいけないもの”から一般の方も”乗りたいもの”になっていると感じました。今回提供してくださった菅野さんも”WHILLはかっこよさに拘ったもの”とおっしゃっており、そのスタンスを崩さず実用できるまで完成させた事は素晴らしい事だと思います。
最後参加者に感想を聞くとが「かっこいいです!欲しいです!」
この感覚が非常にファッション的で良いと思いますし、一般の方にもしっかり伝わっています。

 
継続が大事
私は継続して同じ課題を持っているもの同士がものづくりをし、進化させていく事が大事だと思います。
さまざまな企業が福祉の分野に参入していますが、斬新なものは実用性に欠けており、実用的なものは外見がよくないということが問題であり、そして企業もデザイン、実用性が両立できているデザインを生み出すためものづくりを追求していないことだと考えております。

その点WHILLはよいデザインと言える電動車椅子ですが、当事者の利用が少ないことが残念です。当事者も外に出る意識をもっと持つべきであることも課題の一つであると思います。
今回の試乗会で福祉という分野として考えるのではなく、新しいプラットフォームを作るように捉えていきたいとも感じました。
今後も継続して行っていき、さまざまな方たちを巻き込んでさらによいデザイン、機能を当事者として提案できたらと思います。

 
ご協力くださったWHILLの菅野さん、参加者の皆様誠にありがとうございました。
 
 
代々木公園での一コマ、自然の中を走る3台のWHILLは子供のころ見たSF映画のようで、私がこれまでに見てきた電動車椅子ではありませんでした。とても近未来を感じます。

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特別提供
WHILL:http://whill.jp