テキスタイルプリントのいろいろ

皆様こんにちは!
スタッフの石川です。

昨年6月にcoromozaがオープンし、7月にプリンターが設置されて以来
多くのお問合せを頂いておりますcoromozaのテキスタイルプリントサービスについて、
本日はよりわかり易くお伝えできたらなあと思い、
ブログにしてみました!

少し長くなりますので、必要な項目だけでも読んで頂ければ嬉しいです!

①染料と顔料
②coromozaのプリントシステム
③実際にcoromozaでプリントする際のデータ
④生地の選び方
⑤プリントの流れについて

①染料と顔料

まず捺染には大まかに二種類のタイプのインクがあるのはご存知ですか?
一つは染料。もう一つは顔料となります。これらのインクは全く異なる性質を持っています。

まず染料インクは水に溶けています。溶けているということは分子が細かく繊維の中まで浸透します。
浸透するということは中から発色するためにきれいな発色になります。
しかし、その分水に流されやすく、そのための手間が必要となります。

そして顔料は、水に溶けているというよりは水の中で拡散しているといった方が適切かと思います。
プリントされると繊維の中に浸透せず、表面に付着することになります。
そのため発色は染料のものに比べると劣るものになります。
簡単にまとめると染料は発色がよく、顔料は発色が悪いということになります。

しかし、ここで注意が必要になります。
染料には必ず定着させるための加工が必要になるということです。
そしてその加工方法一つで色味が変化するというポイントもあります。顔料にはその必要はありません。

つまり染料は発色がいいが製品に品質のムラが出やすく、顔料は発色が悪いが安定した品質でプリントできるということになります。
発色では染料>顔料ですが、再現性は染料<顔料ということです。

しかし、これが日光堅牢度となると逆転します。
染料は日光による褪色がおこりやすいといわれています。

また染料は洗濯にも弱いとされています。それは先にも書いたように水に溶けているインクだからです。
しかし最近のものは洗濯に強い染料インクも開発されています。
つまり染料は発色がいいが製品に品質のムラが出やすく、顔料は発色が悪いが安定した品質でプリントできるということになります。

また染料は洗濯にも弱いとされています。それは先にも書いたように水に溶けているインクだからです。
しかし最近のものは洗濯に強い染料インクも開発されています。
染料も顔料もさまざまですが、染料と顔料の善し悪しをまとめると、以下のようになります。

発色:染料>顔料
再現性:染料<顔料
摩擦:染料>顔料
日光:染料<顔料
洗濯:染料<顔料

coromozaにあるデジタル捺染システムDENATEXは顔料インクになります。
顔料の特徴をうまく捉えたシステムとなっています。特徴は先に述べたようなそのままの特性です。
DENATEXは顔料の色再現性が高い利点を生かして、デジタルによるカラーマネージメントシステムを採用し、安定した品質の管理が行えます。

DSC_2551_mini

染料のようにプリントの最初と最後で色が変化してしまうようなこともありません。
また顔料の特徴である表面に付着して捺染するという特徴から生地の種類が豊富に選択して頂けます。
染料はプリントする生地の種類とインクの相性もあり、限られた生地のみプリントになります。
しかし顔料であるDENATEXはどんな生地でもプリントが可能です。(一部不向きの物もあります。)

またDENATEXは顔料によくある生地の風合いを損ねることはほとんどありません。
顔料と言えばラバープリントやペンキなどを想像される方が多いですが、DENATEXの顔料はインクジェットでプリントされる為、柔らかい肌触りそのままです。
そしてDENATEXはプリントに必要な前処理や後処理よばれる処理も必要ありません。
プリントしたそのタイミングでお渡しできるのも特徴です。

ここで最後のまとめですが、DENATEXと一般的な染料の比較です。

生地の風合い:DENATEX=染料
カラーマネージメント:DENATEX>染料
生地の豊富さ:DENATEX>染料
作業効率:DENATEX>染料

ということになります。

③実際にcoromozaでプリントする際のデータ

顔料プリントできれいにプリントするには色々とコツがあります!
まずデータは、どんなに気に入った画像でもウェブからダウンロードをした画像を使わないことです。
ウェブの画像はピクセル数が少なくきれいな印刷に適した解像度が出せません。多少面倒でもご自身でご用意されるのがベストです。
素材配布サイトからダウンロードをするのもオススメです。

自分でデザインをするのが難しいと感じされている方にオススメです。サイズや色を変えるだけでもオリジナルのデザインが出来ますよ。

coromozaでプリントされる方のほとんどは、IllustratorやPhotoshopで作成したデータを保存形式をTIFFにして出力しています。
ここでよく質問を受ける画像の解像度については、目安150で結構です!
送りは正送りのみ可能となっておりますので、ご参考になればと思います。
DSC_1972_mini

不安な方はプリント前にメールでデータを送って頂き、こちらで確認させて頂くことも可能です。
また、「自分でテキスタイルをデザインしてみたいけどデータが作れない!」という方には
テキスタイルプリント講座でIllustratorやPhotoshopの基本的な使い方からレクチャーさせて頂きます。
1m分のプリントした生地がお土産になります!

④生地の選び方

ほとんどの生地が可能ですが、プリントができない主な条件としては
・撥水加工がされている生地
・起毛している生地         の2点です。

糊が付いている生地は水洗いで落してからプリントします。
オーガンジーやジョーゼットそのほかニットや帆布・ナイロンなど様々な生地にプリント可能です。

coromozaにも生地を3種類用意しております!
プリントの生地をご用意される前にこちらのページをご確認ください。

⑤プリントの流れについて

1.データ・生地をお預かりし、最適な出力設定を割り出します。

DSC_1976_mini

生地のセッティングはプリンター裏から見るとこのような感じです。
生地に前後からテンションをかけますが、歪まないようにするために細かなコツがあり、デジタルな機械の中にもアナログな作業が入ります。
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2.お客様のご要望を伺いながら、少しずつ設定を変えサンプルをプリントします。

DSC_1987_mini

3.ご納得頂いた設定で本番プリントスタート!

DSC_2546_mini-1420x700
本番に入るとおおよそ1m/20分くらいのペースです。

4.最後に仕上がりをチェックして完了です。

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1m〜数十メートルまで対応しておりますので、
個人での制作・ショップの飾り・ライヴの横断幕・衣装制作といったものから、
小ロット商品の生産・展示会用のサンプル作成まで幅広く対応しているのも大きな特徴です。

ぜひオリジナルのテキスタイルをcoromozaで制作してみませんか?
スケジュールやデータ・素材のご相談は随時受付けております。
03-6450-5560
info@coromo.jp までお願い致します。

プリントをお考えの方は
こちらのページも併せてご覧ください!
それではこのへんで失礼します!

石川